夏になると、医療機関は落ち着く季節になります。お子さんの間では「夏風邪」と呼ばれる手足口病、ヘルパンギーナ、アデノウィルスなどの感染症が流行しますが、一般的にはこの時期は感染症が減ってきます。
ところが今年は少し様子が違います。百日咳やマイコプラズマ感染症が原因と思われる咳の症状が富士見町内でも見られています。どちらも激しい咳が特徴で、発熱を伴うことがありますが、熱が出ないこともあり、見分けが難しい場合があります。
実際に当院でも最近「ダブル感染(2つの病気に同時に感染)」の患者さんが2人いらっしゃいました。診断は迅速キットで簡単に行え、その場で結果が出ます。どちらも登園・登校停止の対象となる病気ですので、早めの治療で回復も早まります。
激しい咳が続く場合は、我慢せず、なるべく早めに受診してください。